筑波選手権

7月31日に開催された
筑波選手権第3戦に参戦してきました。

僕が参加するMONOクラスは
マシン性能で上回る125クラスと
一緒に走行してレースが行われますが
もちろんマシン性能差があるため
別々の表彰になります


今回のマシンの状況は
モリワキエンジニアリングの皆様の協力のおかげで
リヤサス周りを大幅に変更し
もてぎでは好調だった仕様で
初の筑波走行となりました

公式練習は参加せず
いきなり予選の走行になりました

予選中はサスペンションの微調整のため
一度ピットインはしたものの
終始安定した走りをしてMONOの予選トップ

マシン性能で上回る125を含めた総合3位でフロントローを獲得しました。


予想以上に路面温度が高く
転倒者や、タイヤが滑ってコーナーでインに寄れない人が多数いました。


僕は一番柔らかいタイヤをチョイスしましたが
特に違和感がなかったためそのまま決勝を迎えました。

しかし予想以上に決勝は猛暑になりました。

気温は38度を超え
路面温度は57度まで跳ね上がりました。

ツナギを着ただけでも熱中症になりそうなほどの暑さでしたが
ヘルパー達が、うちわやアイスノンや冷えピタを持参し
ライダーをかなり冷やしてくれたおかげで
気持ち良くスターティンググリッドに到着することができました


いよいよスタートです
ヘルパー達に「ホールショットはいただく！」と宣言した通り
スタートは完璧に決まり
1コーナーを1位で通過


その後も全開アタックで2周目にして予選タイムを更新する走りを

3周目までは総合1位で走行したが
さすがにマシン性能で上回る125の直線は速くバックストレートであっさり抜かれ
総合2位に後退

そこで後ろを確認するが
すでに3位以降にストレート1本分の差が付いている。

MONOの2位は、半周程度離れたので
まずはMONOでのクラス優勝は確定したと安心。

しかし路面がドライでMONOが総合優勝したことが過去にないと聞いていたので

どうしても狙いたい。

しかしタイヤは路面温度が高すぎてスライドして行くのを抑えるので精一杯。
コースレコードも狙いたかったが
このコンディションでは不可能だ。

しかし、総合優勝なら、125も暑いというコンディションは同じ。
実際、トップの125は
かなりタイヤがスライドして、何度もコースアウトしかかっている。

やはり若いライダーなのか、ミスが多く、ミスするとコースアウトしかけるまでラインを外してしまっている。

一方僕は、経験では上回るおじさんライダー

タイヤが滑っても
ラインを外す事はないし、タイムもほとんど落ちない。

これは勝機があると睨み
果敢に攻める。

コーナーで並び、直線はスリップに入り
くっ付いて行くが
スリップに入っているのに離れて行く。

何度も離されてしまうが
相手のミスもあったりで
なんとか食らいつく。

こちらもタイヤは限界だ。
そんな状況でもコースレコードまで0.2秒という気迫の走りをするが
なかなか抜けない。

残り周回は3周になった。
大きなミスでもしてくれない限りは抜けない。

でもレースは何があるかわからないし、周回遅れも出てきた！
これは何かあるかもしれない！
必死に食らいつく。

そしてチャンスがついに来た！
周回遅れをパスする際
大きなミスをした！

このチャンスを逃さずトップに立つ

その周はなんとか死守しトップで走行！

あと1周持ちこたえろ！

と、思った数秒後、あっという間にストレートで抜かれる。

しかし、あきらめない！

残り4コーナー

3コーナー

2コーナー

最終コーナー

だめだぁ。

ということでトップまで0.5秒足りず
ゴール

すごい悔しかったけど
MONOのクラス優勝は果たせました！

さらにドライで総合2位でも初の快挙らしいです。

悔しいけど
仕方ありません。

次戦も総合優勝目指してがんばります！

最後になりますが
ライダーを熱中症から守ってくれたヘルパーの皆様には
心から感謝します！


みんながいなければレースになりませんでした。

最後まで体力が続いたのはみんながいたからです

一人では100％無理でした。

なんせ、あまりの暑さと疲れで
ゴール後はバイクから降りれないくらいでしたし
表彰台に登るのが苦しかったくらいです。

みんながいなければ
最後まで全力走行は不可能でした。

本当に皆様ありがとうございました！

次戦もがんばりますので
応援＆ヘルパーよろしくお願いします！

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